NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第104回の一場面（C）NHK

　趣里さんが主演するNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ブギウギ」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第104回が2月28日に放送された。同回では、山下（近藤芳正さん）がマネジャーを辞めることを決意し、視聴者に悲しみの声が広がった。 【写真特集】明日から本格登場！　新マネジャー候補にキングカズ長男・三浦りょう太　第105回の場面カット公開

　第104回では、トミ（小雪さん）が亡くなり、スズ子（趣里さん）は娘の愛子（小野美音ちゃん）を連れて葬儀に参列。葬儀後、久しぶりに坂口（黒田有さん）や矢崎（三浦誠己さん）と再会したスズ子は、トミが愛子を気にかけていたことや、愛助（水上恒司さん）が亡くなってすぐに肺結核を患っていたこと、スズ子の活躍を楽しみにしていたことを聞く。

　長年、トミと仕事を共にしてきた山下は、遺影の前にたたずみ、物思いにふけっていた。そして東京に戻った後、スズ子の自宅で愛助の写真に手を合わせた山下は、「何や気が抜けてしもたな……」とつぶやいた。

　数日後、山下が大事な話があるとスズ子のもとを訪ねてくる。山下は突然「マネジャーを辞めさせていただきたいんです」と言い出す。動揺したスズ子は「何を言うてまんのやそんな急に訳の分からん」「あかん、あかん！　『辞めさしてください』『はい、どうぞ』てなりますかいな！」と声を震わせた。

　山下は、自分のマネジャー人生がトミのもとで始まり、愛助の頼みでスズ子のマネジャーを引き受けたことを振り返り、「ワシとスズさんをつなげた2人がのうなって、何や心の糸が切れてしもうたんです」と理由を説明する。

　スズ子は泣きながら必死に引き留めようとするが、山下は「スズさんは、もうワシなんかがおらんでも立派にやれます」「ワシらの時代は終わったんだす。せやけどスズさんは違う。スズさんはこれからの人と仕事をすべきやと思うんです」と譲らず、後日、新しいマネジャー候補を連れて、スズ子の自宅を訪れた。

　突然マネジャーを辞めると決めた山下に、SNSでは「寂しいよう」「山下ロスは間違いない」「スズちゃんのよりどころが無くなっていく。悲しいな」「葬儀の後の山下さんの魂が抜けたような顔。一気に老け込んだのがわかった」「最後の最後まで見事な敏腕マネジャーの仕事でしたわ」といった声が上がった。