大学生の娘が赤面「目立つし恥ずかしい」 日本に数台の貴重な愛車は「ヤフオクで」
大学生の娘がドン引き「目立つし恥ずかしい」
これまでの愛車遍歴はポルシェなど。「特別変わった車は乗っていない」と振り返る。 ユニークな車を所有し、カーライフは激変した。 「皆さんから声をかけられることはすごく多くなりました。大黒(パーキングエリア)行っても、車のイベントに来ても、知り合いが増えたっていうのは、すごくいろんな車の知識を教えてもらえますし、あと、パーツとかそういったところもやっぱり取りやすくなったっていうのは、すごくありがたいです」 “自動車ファンの聖地”大黒PAにはかねて毎月のように出没。主な目的は、「他の車を見に」と自動車観察だった。 ところが、現在では、立場が変わってしまったようで……。 「これってなんですかっていうのはやっぱり多いですね。大体屋根を開けると皆さん来てくださるので。閉めていると、開けていただけますかっていうのはよく言われます」。スーパーカーや個性派カーが集まる大黒PAでも注目のマトとなっている。 対照的なのが家族の反応だ。 「自宅には毎日置いてあるので、家族は見慣れちゃっている。ポンコツ呼ばわりです」と苦笑い。 特に気にしているのが、大学生の娘だという。 「娘にはこれで迎えには来るなと言われます。目立つし恥ずかしいし、狭いし臭いしうるさいしって」 確かに、大学の校門の前で、ドアがぎゅーんと上に開いたら赤面してしまってもおかしくない。 「友達の目線を感じながらドン引きしていました。なんでこっちで来たんだって怒られます。しかも、おじさんが乗っかってたらなおさらですよね」
悩みは“後継者問題”2人の子どもはMT免許取得も…
家族の冷たい視線を感じつつも、沖田さんは愛車に乗り続けている。 「今ナンバー取れているので、僕が知っているので4、5台。関東だと僕はこれかぶったことがないですね。見たことがないです。当時、日本に数十台は入ってきているみたいなんですけど、もう古いので書類がなくなっちゃっています」という貴重車だ。 スーパーや買い物など日常の足はプリウスに任せ、もっぱら趣味として動かしている。 「実用性は本当にないので、遊び車ですね。休みの日にいじったり走ったりして遊んでいる感じです」 “最後の車”として購入した1台。心配なのは将来の行く末だ。“後継者”は決まっていないという。 「子どもたちに引き取ってもらえなそうなので、どうしようかなと思っているんですけどね。死んでも売るなよ、とだけは言ってありますけど。子どもは2人いるんですけど、とりあえず引き継げるように、両方ともミッションの免許は取らせました」 クラシックカーのオーナー共通の悩みがここにもあったが、免許返納には時期尚早。愛車との時間を目いっぱい満喫するつもりだ。 「声をかけていただけることで、メンテも逆にしないとなという気持ちになります。見慣れない方からすると珍しい車だとは思いますし、たくさんの方に声をかけていただくのですごく楽しいですね」と結んだ。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム