25周年のタイトリスト「プロV1」は何が進化した? 新開発コアとケース層の性能は試打で実感できたか
ドライバーからパターまで全てのパフォーマンスを高める設計
1月14日、アクシネットジャパンは、タイトリスト「プロV1」シリーズの2025年モデルを2月5日より販売することを発表しました。「MORE SPEED、MORE CONTOROL」というキャッチフレーズの付けられた大定番のプレミアムパフォーマンスボールは、誕生から25年の時を経て、どんな進化を遂げているのでしょう。 【写真】ロフトを立てた構えで失敗する人が多い! これが正しく構えてヘッドを上から見た時の景色です 世界のゴルフトーナメントで圧倒的な使用率を誇るボールが「プロV1」シリーズです。2000年に初代モデルがツアーローンチされて以降、米国男子ツアーにおいて、のべ9万6809名の選手が使用し、669もの勝利を積み重ねてきました。
「プロV1」シリーズのボールが目指すのは、最高のパフォーマンスと品質でスコアアップに貢献すること。ドライバーからパターに至るまでのトータルパフォーマンスの高さを備えたボールを目指して、研究・開発が進められてきました。モデル名の「V1」は開発時のコードネームが由来となっていて、「V」は「Veneer(ベニア)」の頭文字、日本語で「積層」を意味します。反発力の高い「コア」を剛性の高い「ケース層」で包み、その上からフェースに食い付く「ウレタンカバー」を積層する構造が2000年から今に至るまで、開発のベースとなっています。 そんな中で2025年モデルの「プロV1」シリーズは、コアとケース層に変更が加えられました。ボールの飛びに大きく影響するコアには、内柔外剛の性質を強めた新配合の「ハイグラディエントコア」を採用。弾力性が高く、剛性に優れた新しいケース層と組み合わせることで、ドライバーなど、ロングショットにおけるボール初速アップとスピン量の低減、ショートゲームにおいてはスピン増によるコントロール性のアップに成功しています。 今回、新モデルとしてラインアップされたのは「プロV1ボール」と「プロV1xボール」の2機種です。いずれも進化したトータルパフォーマンスをうたうボールになりますが、「プロV1」は非常にソフトな打感と風に負けない中・強弾道、「プロV1x」はソフトで芯を感じる打感で理想的な高さでスピンの効いたボールが打ちやすい特性に仕上げられています。