「レール腐食が事故原因の可能性高い」JR貨物列車脱線事故 あす始発から運転再開へ
おととい、道南の森町で貨物列車の脱線事故が発生しました。JR北海道は、線路の復旧作業が進んでいるとして、あすから運転を再開する見込みです。 おととい、森町のJR函館線で名古屋から札幌に向かっていた貨物列車が脱線し、非常停止しました。21両編成の列車のうち後方の5両が脱線し、最後尾の1両は列車本体から30メートル分離していました。けが人はいませんでした。 現場では国の運輸安全委員会による調査が行われ、JR北海道はおとといからきょうにかけ、函館ー札幌間の特急列車など合わせて104本を運休しました。この3日間の影響人員は、およそ1万9500人にのぼる見通しです。 函館行きのバス利用者「(バスの予約に)てこずった、どの時間帯がいいんだろうとなんとか空いている便を探して(予約が)取れたのでよかったなと」 函館行きのバス利用者「(おととい)結婚式に出席するため旭川に行く予定だったが脱線して、函館から札幌まで車で急きょ送ってもらった」 JR北海道は、線路の復旧作業が順調に進んでいるとして、函館線の森ー長万部間の運転をあす始発から再開する見込みだと発表しました。 JRは「レールの腐食が事故の原因の可能性が高い」としています。