400世帯1000人が自発的避難 NZ南島で大規模山火事が発生
クライストチャーチ、ニュージーランド、2月16日 (AP) ― ニュージーランド南島のクライストチャーチで2月13日、大規模な山火事が発生し、130人を超える消防士に加え、ヘリコプター14機、航空機3機が消火活動に当たっている。 このため、クライストチャーチと近隣のセルウィン地区に非常事態が宣言され、消火活動を支援するために軍の部隊が派遣された。 これまでに11戸が焼失した。 また、13日には消火活動中のパイロット1人が死亡したが、火災は16日までに2075ヘクタールの範囲に収まっている。 火災は12日、ほぼ同時に2カ所から出火し、その後1つの火災になったが、放火の疑いが持たれている。 セルシン市長によると、この地域は過去3年間異常に乾燥しており、すべての草が茶色に変色し、危険な火災の状況を作り出していたという。変化する風が火災を予測不可能にし、クライストチャーチ全域に煙と灰を吹き飛ばしている。 このため、400世帯合計1000人を超える市民が避難を余儀なくされており、3カ所の学校が閉鎖された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)