演歌歌手の彩青(りゅうせい)が、デビュー5周年記念日に新曲のヒット祈願「三刀流で頑張りたい」
演歌歌手、彩青(りゅうせい、21)がデビュー5周年記念の新曲「さらば桜島」を発売した26日、東京・虎ノ門の金刀比羅宮でヒット祈願と歌唱奉納を行い、境内に張りのある力強い歌声を響かせた。 ♪自分らしさを 貫いて…と歌う新曲は、北海道・岩見沢市出身の彩青にとって初めて南国を舞台にした男歌。CD収録時には、バックに小学1年から習う自らの津軽三味線と尺八の演奏も入れたという。「故郷を離れて頑張る男の心意気を歌った歌詞で、僕にも重なるものがあります」としみじみ語った。 この日も他の楽曲を歌う際には、津軽三味線と尺八を演奏。デビュー丸5年の記念日にあたり、「歌と尺八と津軽三味線の三刀流で、芸の道一筋に頑張りたい」と決意を新たに。同じく民謡出身の歌手で師匠、細川たかし(74)の名を挙げ「一歩でも二歩でも師匠に近づきたい」と誓った。 新曲のカップリングは初のJポップ「First Step」。4月からBSテレ東の学校情報バラエティー「THE 名門校」(土曜前10・30)のテーマソングとして流れている。「こぶしを回さず、語るように歌うのが難しい」と言いつつ、さわやかな歌声で集まったファンを喜ばせた。 今期は打者として活躍する大谷翔平投手(29)の所属する米大リーグ、ドジャースのチームカラーは、彩青の名前にある青。その点について報道陣から感想を聞かれると、「大谷さんが活躍するたび、元気をもらえる。僕も多くの人に笑顔と元気を与えられる人間になりたい」と語り、大きな刺激を受けている。 その卓越した歌唱力は最近、フジテレビ系バラエティー「千鳥の鬼レンチャン」(日曜後8・0)でも話題に。「将来は民謡を演歌に変える民謡演歌みたいなものも作ってみたい」と語り、常に〝新たな一歩〟を目指しているようだ。