乱高下の日本株「勝利のポイント」は隠された「人気銘柄」にあった…!「サバイバル相場」を生きのびる、プロが厳選した「珠玉の43銘柄」を一挙公開する!
「大人気銘柄」を厳選する!
今回の提案は、個人投資家には有用な投資機会を提供できるのではないかと自負している。 【一挙公開】投資効果が高い…乱高下する相場の中にあった「珠玉の43銘柄」はこちら 前編「「乱気流相場」に突入した日本株の真相が明らかになった…生き残りは、誰も気づかない「特殊銘柄」にかかっている! プロ考案の「サバイバル相場の投資術」を教えます!」で紹介したように、今回の投資戦術は、極めてシンプルだ。 「株価の変化率×出来高の変化率」を用いて、これから期待できる「投資家に人気の銘柄」を探していく。 投資家からの人気度を可視化させるには、もちろん株価が上昇していることが前提だが、それに加えて出来高が増加していることも大切だ。出来高が増加し、株価が上昇していれば、多くの投資家が注目して買いを入れていることになるからだ。 ただし、分析してみると意外な結果も現れた。
株価の変化率(騰落率)で、投資効果は上がるのか?
株価の騰落率と出来高変化率の組み合わせによる検証結果を見る前に、直近までのそれぞれの要素の投資効果がどのようになっているのかを見て確認しておきたい。 まずは、株価騰落率の方からだ。 図:株価騰落率の投資効果の推移 先ほど、経験的に日本株は逆張りの投資効果が出やすいと述べたが、ここ直近の株高局面では決して下落した銘柄の反発や上昇した銘柄の利食いによる下落が強く出ているわけではなさそうだ。 むしろ、下落した銘柄と上昇した銘柄の翌週の株価騰落率にはほとんど差はないと言っていい。 この理由については諸説あろうが、現在の上昇相場では、上昇した銘柄にその後も一方的に買いの資金が続きやすい地合いであること(半導体などがその最たる例)や、そういった投資スタイルを好む海外勢の存在感が今まで以上に増していることなどが考えられるかもしれない。 個人投資家は逆張りを好み、海外勢は順張りを好むのは広く知られた事実である。 その逆もしかりで、一部の人気の銘柄に極端に需給が集中する歪んだ相場であるため、仮に何らかのマイナスの要因で下落して安くなったとしても、テーマ性に乏しければ押し目買いが入りにくく放置されやすい状況もあるだろう。 何にしても、株価の騰落のみで順張り、逆張りをしても投資収益を一貫して上げ続けるのは難しそうだ。
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