米投資ファンドが88%取得 常磐興産・第2回TOB公表
スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産(福島県いわき市)は11日、親会社の米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが常磐興産を対象に実施した第2回株式公開買い付け(TOB)の結果を公表した。第1回TOBとの合計で、常磐興産所有の自己株式を除く株式総数の88.14%を取得することが決まった。 同グループは来年1月下旬に予定している臨時株主総会で必要な承認を得た上で、強制的に株式を取得する「スクイーズアウト手続き」により残りの株式の取得を進め、年度内の100%取得を目指す。 常磐興産によると、第2回TOBは11月13日から今月10日まで、1株1240円で買い付けを行い、常磐開発、常磐奨学会、みずほ銀行、みずほ信託銀行、常陽銀行の5株主が応募。同グループは合計15.99%を取得する。第1回TOBでは72.14%を取得していた。
福島民友新聞