【ボートレース平和島】大池佑来が執念の差し返しで優勝戦の1枠をゲット
ボートレース平和島の「BTS黒石開設15周年記念・ウェーブ21杯」は29日に優勝戦を迎える。4日目の天気は晴れて初夏の装い。気温は27℃まで上昇して乗り手側には調整力が求められた。当地本場を見渡すと、GW真っ只中らしく多くの来場者が詰め掛け賑わった風情があり、スタンドには、冷たい飲み物を手にしながら熱闘に酔うファンの歓声がこだましていた。 そのボルテージが頂点に達したのは準優勝戦。当地らしくすんなりとしたイン決着にはならず、11Rではトップ級の伸びを誇る泥谷一毅が3カドからのまくりを敢行、これに1枠人気の安河内将が応戦したために差し場が開き、杉山正樹が展開の恩恵に預かってまくり差し突き抜けるという一戦に。 12Rでは大池佑来のイン旋回が少し膨れ、森高一真がカドから差しを入れて先行態勢。ここでも人気の1枠が白星をマークできずに終わるのか、と思われたが、大池は2マーク、渾身の差しを決めて森高を逆転。予選トップとしての意地を見せて勝利を収め、優勝戦の1枠を手に入れた。
マクール