「ふなばし制服バンク」 市内公立高校5校の制服取扱開始から1年
新京成線・高根木戸駅から徒歩3分の場所にある「ふなばし制服バンク」(船橋市高根台6)が市内にある公立高校5校の制服の取り扱いを始めてから、4月1日で1年を迎えた。(船橋経済新聞) 【写真】「ふなばし制服バンク」外観。「おとなりさん」の中になる=市内公立高校5校の制服取扱開始から1年 訪問介護や高齢者施設給食など幅広い事業を手がける「ワーカーズコープちば」が2017(平成29)年に立ち上げた同店。市内15カ所で不要になった制服や体操服、通学かばんなどを回収。補修や刺しゅう外しを施した後、状態や程度により定価の20~30%の価格で販売している、昨年4月1日、これまで販売していた市内中学26校の制服に加え、船橋二和高校・船橋古和釜高校・船橋東高校・船橋芝山高校・薬園台高校の制服の取り扱いを始めた。 運営担当の岩下芙由子(ふゆこ)さんは「以前から高校の制服の寄付も寄せられていた。行政の支援員などからの問い合わせも多く、需要を感じた」と話す。「範囲をどこまでにするか決めるのに苦心したが、まずは市内中央エリアの公立高校5校から始めてみることにした」とも。 制服の修復や刺しゅう外しは、運営母体を同じくする建物1階の公益活動シェアスペース「おとなりさん」を拠点に活動する地元住民たちがボランティアで担う。高校生や産休中の人も作業に協力しているという。 岩下さんは「市内で中古制服を取り扱っているのはここだけなので、ぜひ活用してほしい」と呼びかける。 営業は平日の10時~17時。土曜・日曜・祝日は要相談。来店予約はホームページで受け付ける。
みんなの経済新聞ネットワーク