土曜日に行われるスプリントレース。週末を通して盛り上がるという声の一方、パルクフェルメ下でリスクを避け、決勝に注力したい目的を理由に、白熱した勝負が起こりにくいという指摘もある／Red Bull Content Pool

現地時間5日、『F1』は2024年のF1スケジュールにおける、スプリントレース実施の6戦について正式発表した。 ●【F1™｜ハイライト】F1™2023最終戦 エティハド航空・アブダビGP 決勝｜2023 2024シーズンのスケジュールは第1戦バーレーンGPを皮切りに、第24戦アブダビGPまで全24戦の予定となっている。 そのうち6戦がスプリントレース実施の見通しとなっていたが『F1』は第5戦中国GP、第6戦マイアミGP、第11戦オーストリアGP、第19戦アメリカGP、第21戦サンパウロGP、第23戦カタールGPの6戦で行うと公表した。 第5戦の中国GPは、新型コロナウイルスの影響により2019年以来の開催。各チーム近年の走行データを持っていない状況ながら現行フォーマットの場合、1度の60分フリープラクティスを消化してすぐさま予選セッションを迎えることになる。 その翌レース、第6戦マイアミGPでスプリントを実施した後は、6月下旬の第11戦オーストリアGPで同年3度目のスプリントレースとなる。 後半戦に入り、南北アメリカラウンドの第19戦アメリカGP、第21戦サンパウロGP、そして終盤は中東へと戦いの舞台を移し、第23戦カタールGPで6レース目のスプリントを行う。 2024年の実施予定年間24レースは、過去最多のレース数となる見通し。 F1のステファノ・ドメニカリCEOは次のように述べ、スプリントレースでの盛り上がりに期待を寄せている。 「2024年シーズンのF1スプリントイベントについて、中国とマイアミという新しい2つ開催地を含む、年間6つのサーキットで行うと発表できて嬉しく思う。スプリントレースを行うにあたって適切な追加レースもあり、サーキットや自宅でF1を観戦する、すべてのファンに素晴らしいレースを提供します」 「2021年のスタート以来、スプリントレースはテレビでの視聴者数の増加、イベントでのファンへのより軌道に乗っているエンターテイメントの提供、ソーシャルおよびデジタルプラットフォームでのファンエンゲージメントの増加に一貫して取り組んできました。我々は来年のエキサイティングなイベントを楽しみにしています」