見た目以上に手触り爽快! 「The Phantom Blade Zero」体験レポート
アメリカで開催されているゲーム展示イベント「Summer Game Fest: Play Days」にて、アクションゲーム「The Phantom Blade Zero」を体験できたので、その手触りなどをお伝えする。 【画像】「The Phantom Blade Zero」の出展の様子 「The Phantom Blade Zero」は、剣による攻撃を主体としたアクションゲーム。1990年代のカンフー映画からインスパイアされた、滑らかで素早い攻撃の応酬や、手強いボスとの戦闘などに特徴がある。プラットフォームはPS5とPC。発売日と価格は未定だ。 今回のデモでは、チュートリアルの戦闘やボス戦などをプレイできた。実際に触れてまず感じたのは、本作は戦闘のシビアさよりも、敵を倒していく爽快さに比重を置いていることだ。 攻撃は、弱攻撃と強攻撃を組み合わせて連続攻撃を叩き込んでいくスタイル。一見するとソウルライクのような、一撃の被ダメージが死に直結するような印象も受けるが、どちらかというと、雑魚敵であれば先手を打ってどんどん倒していける。戦闘のバランスやシステムだけで言えば、最近では「ステラーブレイド」などに近いかもしれない。 また特徴的なのは、防御の仕組み。敵の通常攻撃であれば、防御ボタンは押しっぱなしにすることですべて弾き、ダメージが入らない。その代わり、体力ゲージとは別にあるスタミナゲージが削れていく、というシステムだ。 その上で、敵の攻撃に合わせてタイミングよく防御すると、パリィもできる。敵にもスタミナゲージ(「Sha-Chi」と表記されていた)があるので、パリィすることでゲージを逆に奪うことができる(敵もパリィをしてくる)。基本は押しっぱなしでOKで、より上級のテクニックにパリィがあるような形だ。 さらに、敵の攻撃のなかには青く光ったり、赤く光ったりする強力な攻撃がある。青い攻撃はパリィ、赤い攻撃はタイミングをあわせて回避すると「Ghoststep」という特殊な移動が発生。敵の背後にスッと回り込んで、一方的に攻撃するチャンスが訪れる。 一方で、ボス戦となると敵はかなり手強くなる。一撃の重さは他の雑魚敵からすると圧倒的になるほか、斬撃を飛ばしてきたり、トゲ鉄球を振り回してきたり、様々な攻撃パターンでプレーヤーを襲ってくる。特に初見では、苦戦することも多くなるだろう。 しかしながら、上記の戦闘システムによって、プレーヤーには多くの対抗手段が用意されている。青い攻撃や赤い攻撃をしっかり見極めれば、確定で反撃ができるので、それだけでもだいぶ希望が見出しやすいだろう。 現場のスタッフに話を聞いたところ、もちろんソウルライクの影響もあるが、どちらかというと「デビルメイクライ」シリーズのような手触りを念頭に置いているという。カンフー映画のようなケレン味たっぷりのアクションを操りながら、敵を爽快に倒していくのが、本作の醍醐味となるだろう。続報にぜひ期待したい。
GAME Watch,安田俊亮