神埼「こがわパン」が3周年 食パンとサンドイッチを主力に、イートインも
神埼駅南の「こがわパン」(神埼市本堀、TEL 0952-37-8012)が11月27日で3周年を迎えた。(佐賀経済新聞) 【写真】「こがわパン」で販売する食パンやサンドイッチなど 鳥栖市出身の緒方雄太さんが2021年11月27日に食パン専門店「こがわ屋」として開いたパン店。2020年2月に福岡県久留米市に同じく「こがわ屋」として開いたパン店に続く2号店。緒方さんは工場で約4年勤めた後、「自分で何かやりたい」と、知人がパン店を開いたのを見たこともあり、自身もパン店開業を決意。福岡と熊本のパン店で修業しながら開業を目指した。当初、佐賀市内での出店を考えていたが、思うような物件と出合えず、出店範囲を広げる中で出合った久留米市内に「こがわ屋」をオープン。その後、取引のある会社から神埼市内の店舗物件の紹介を受け、「こがわ屋」の2号店を開いた。 「当初は、いわゆる高級食パンブームに乗り2店舗共に順調だったが、ブームの終焉(しゅうえん)とともに立て直しを迫られた」と振り返る緒方さん。昨年6月に久留米の店を、続いて8月に神埼の店を、それぞれリニューアル。食パンとサンドイッチをメインに販売する「こがわパン」に改め、以前の店では食パン3種類をメインとしていたが、リニューアル後は、小さい食パンを含め20種類に増やし、イートインスペースを設けるなどして提供の幅を広げた。 緒方さんは「なんだかんだで、オープン当初からの食パンを買い求めるお客さまが多いが、加えて、コンビニに比べて手頃な価格で販売するサンドイッチを目指して来店するお客さまもいる。食パンブーム終焉直後は『何をしても駄目』という時期があったが、再度、軌道に乗る中で、新商品開発などいろいろなことをやっていきたい。イートインコーナーは学生が勉強やくつろぎの場に使ってもらうなどの居心地の良い店づくりも続けていきたい」と話す。 営業時間は10時30分~18時。
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