優勝争い中のセルティックに大打撃…前田大然がハムストリング負傷。今季終了の可能性も
セルティックの前田大然がハムストリングを負傷して今シーズン中の復帰が絶望的な可能性がある。 セルティックで3シーズン目を迎えた前田は、新たに就任したブレンダン・ロジャーズ監督の下で主力の1人としてプレー。公式戦32試合に出場して9ゴール3アシストを記録する同選手は、先日の3-3で終わった宿敵レンジャーズとのオールドファームで開始20秒余りで先制点をマークするなど大きな活躍を残していた。 しかし、前田が13日のセント・ミレン戦を前にしたトレーニングを欠席したことが判明。一部メディアでこの試合を欠場する可能性が伝えられていた中、12日のプレスカンファレンスでロジャーズ監督は同選手の状態を説明した。 「ダイゼンは今週末の試合を欠場する。彼はハムストリングと腱のケガを負ったから、これからの数週間でどのようになるかを確認しなくてはならない。しかし、彼は間違いなく週末にはプレーできない。来週以降にどのような状態であるかを確認することになるし、その後今からシーズン終了までの間に彼をチームに加えることができるかどうかがより明確になるだろう」 「彼は我々にとってファンタスティックなことをやってきたし、先週末はとても、とても良かった。しかし、彼が離脱するのなら、他の選手に試合でプレーできるチャンスが訪れる。インテンシティやプレッシングといった彼がもたらせるものはもちろん我々にとって大きなものだ。しかし、他の選手がピッチに立ち、インテンシティや個の輝きを試合にもたらすことのできるチャンスでもある」 「必要以上に落ち込むことのできるものではない。今シーズンは多くのキープレイヤーが離脱したが、戦い続けないといけないし、現状のチームや我々が示しているフォーカスやエネルギー、クオリティを目にすることを気に入っている」 今シーズンのスコティッシュ・プレミアシップは今週末でレギュラーシーズンを終え、その後プレーオフに突入するため、6試合を残すのみ。レンジャーズとの激しい優勝争いを演じるセルティックにとって前田が一定期間の離脱を余儀なくされれば大きな痛手だ。また、前田が今後数週間を欠場することになれば、先日のレンジャーズ戦が今シーズンのラストゲームになってしまう可能性もある。