ニューマンを締め上げるKENTA（写真提供・新日本プロレス）

＜新日本プロレス：後楽園大会＞◇3日◇東京・後楽園ホール 　5日に東京武道館で行われる「G1クライマックスAブロック出場者決定トーナメント決勝」はカラム・ニューマン対YOSHI－HASHIの対戦となった。 【写真】バックステージでも大の字にのびてしまった新日本プロレス棚橋弘至社長 　この日の「準決勝」でニューマンとの死闘の末にオスカッター（長距離飛び付き式ダイヤモンドカッター）で敗れたKENTAはバックステージでいつものKENTA節をさく裂させた。 　DEFYのチャンピオンベルトを床に置き、ふくよかなTVカメラマンに向かって「オレ、負けた？　すげえ、しっかり悔しいよ。しっかり悔しいわ。ビックリした。しっかり悔しいわ、こんなところで負けて、G1にも出られなくて。でもまだオレの中で悔しいって気持ち、残ってるっつうのはさ、いやふざけてると思われがちかもしれないけどさ、実はまだ燃えてるもんがあんだよね、オレの中に。普通に悔しいわ。フザけんなよ、G1、終わり？」と、まだまだ闘志は衰えていないと強調した。 　その上でKENTAは「もうなんか、新時代の荒波みたいな流れに、絶対何がなんでも歯向かってやるっていうか。43歳でまだ結果残そうとして、まだ上目指そうとして、なにが悪いの？　オレはまだまだ上目指してやっていくから」と宣言した。 　しかしなぜか続いて「この波にのまれまいとしてたけど、いとも簡単にのみ込まれちまった。しかも目の前の試合で、オレッグに棚橋負けたろ？　あれですごい新時代の流れみたいなもの意識しちゃって。アイツのせいじゃん、アイツが悪いんじゃん。アイツが勝ってればオレも勝ってたよ。なに最初に変な流れ作ってんだよ。ふざけんなよ」と負けた責任を棚橋に押しつけた。 　そしてKENTAは「オレのG1終わった？　いいよ、わかったよ。明日オレ、髪切るよ。G1出場決めたら丸刈りにするつもりだったけど、負けちゃったからもう丸刈りにもできないし。格好良くするわ。意地でも格好良くするわ。明日行くわ。（ふくよかなTVカメラマンに向かって）オマエも来る？　（カメラマンがうなずいたのを確認すると）ウソつくなよ！　我慢してりゃ…、太ってんな、おいテメエ。太ってる！　あぁ、太ってる！」などと話しながらカメラのマイクに向かってチュチュチュとキス。最後は「オレの夏はまだ終わってないから。これ（DEFYのベルト）もあるし。G1終わっただけだよ、オレの夏は終わってねえよ。いっしょに夏、楽しもうぜ」とKENTA節をしめくくった。