“バズるため”3歳の娘に本物風タトゥーを入れた母親が炎上「悪質な釣り」「毒親」海外SNSでの批判に「仕事のため」と反論
SNSでの“バズり”をきっかけに有名になる人やビジネスが増えるなか、それと同時に“バズらせる”ための釣り行為(嘘の情報をエサにしてネットの関心を引き寄せること)や炎上商法も問題に。タトゥースタジオを経営する19歳の母親が、3歳の娘に本物のようなタトゥーを入れる動画を投稿し多くのビュー数を獲得したことで、「子どもを利用した売名行為」と議論が巻き起こっている。
渦中の人物となっているのは、アメリカ・ミシガン州でタトゥーアーティストとして活躍する19歳のKaylee Thomas(以下ケイリー)。ケイリーは「3歳の娘にタトゥーを入れる」動画を自身のTikTokで複数回投稿。実際はカラーペンやマーカーを使ったフェイクタトゥーとはいえ、本物の機材を使うフリをするなど、一見しただけではフェイクだと気づかないほどリアルな仕上がりに視聴者はびっくり。
ケイリーの狙い通り(?)、動画は1000万回以上再生される大ヒットを記録。「かわいいアイディア」「素敵な親子」とポジティブな声が寄せられた一方で、「悪質な釣り動画」「フェイクとはいえ児童虐待を連想させる」「自分の子どもを利用してバズろうとするなんて親のすることじゃない」など痛烈な批判コメントも殺到。これに対してケイリーは「後悔していない」と反論。「新しいフォロワーが増え、動画をきっかけにタトゥースタジオへ来てくれる人もたくさん増えた」「娘もフェイクタトゥーを楽しんでいるから何も問題ない」と続け、アンチたちを一蹴した。
ケイリーにとってはいいことだらけかもしれないけれど、動画を見てギョッとしたり、不安になったりする視聴者の気持ちも少しは考えてほしいもの。3歳の娘がフェイクタトゥーを気に入っているのはせめてもの救い……とはいえ、自分を利用してバズろうとする母親のことを将来どう思うのかも気になるところ。インターネット上のモノ・コトを簡単に鵜吞みにしないよう、情報を正しく見極める力も求められている。