中国・寧波に高齢者カフェがオープン スタッフ平均年齢70歳
【CNS】中国沿海部の浙江省(Zhejiang)寧波市(Ningbo)に、スタッフの平均年齢が70歳というカフェがある。 「Lohas Old friend(楽活閨蜜)」という名前のこのカフェは、寧波市海曙区(Haishu)の万安社区に位置する。 このカフェがなかったら、地域住人の龔濃娣(Gong Nongdi)さんの日常生活は、朝はコミュニティに行ってダンスをし、昼には家に帰って昼寝をし、友達と街を散歩するというだけだった。 「私も子どもたちもコーヒーがとても好きだったので、社区のコーヒーのいれかた教室に参加しました」 2023年10月に企業からコーヒーマシンを寄贈されたことから、高齢の住民をボランティアとして募集してブックカフェが開設されたという。 現在、このカフェではコーヒーが1杯9.9元(約207円)で格安販売されており、カフェからの収益はすべて社区を支援する基金に組み込まれる予定だ。 龔さんは「若い人たちと一緒にコーヒーを飲んでいると、自分が若返ったように感じます。年をとることは怖くないですね。毎日、明日が楽しみです」と笑顔で語った。彼女はラテアートの習得に努力しているという。 現在、カフェには平均年齢70歳のボランティア28人が登録しており、さまざまな活動やサービスを提供している。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。