厳しい暑さを乗り越え大きく立派に咲いた菊の花が会場を彩る 11日まで「よこて菊まつり」 秋田・横手市
秋田朝日放送
秋田県横手市で「菊まつり」が開催されていて、厳しい暑さを乗り越えて大きく立派に咲いた花が会場を彩っています。 横手市の秋田ふるさと村でこの時期恒例の「よこて菊まつり」が開催されています。県内の愛好家が丹精込めて育てた菊約1千本が色鮮やかな景色を作っています。 美しい作品のポイントは仕立てのバランスです。1つの苗から3本の枝を出す3本仕立ては、「天(てん)」と呼ばれる後ろの花を一番高くしてお客さんに見やすい形にするのが理想です。 55年菊を作り続けている遠山勝義さんは、栽培に重要なのは「水」だと話します。花の形や色・葉のツヤに影響を与えるため、鉢を持って重さを感じ水の吸い上げ量を調整するということです。2024年は夏の猛暑の影響で例年より10日ほど開花が遅れました。立派に咲いた菊は今がちょうど見頃です。 会場で目を引くのは能登半島地震の被災地の早期復興を願って作られた作品です。横手菊の会の会員が共同で菊を持ち寄り、心を込めて作り上げました。大きく力強く咲き誇る色鮮やかな菊を楽しめる「よこて菊まつり」は11日までです。
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