「スポーツの力で子どもたちに元気を」メダリスト・柔道の阿部兄妹・レスリングの金城選手が被災地で運動会
最強アスリートたちが、子どもたちと真剣勝負です。 オリンピックで活躍したメダリストたちが17日、地震と豪雨の被災地を訪れ、地元の小学生をスポーツで元気づけました。 【写真を見る】「スポーツの力で子どもたちに元気を」メダリスト・柔道の阿部兄妹・レスリングの金城選手が被災地で運動会 「わ、すっげ!メダルや!」「金メダル金メダル銀メダル…」 はじめて見る本物のメダルを前に、目を輝かせる子どもたち。 その持ち主は…。 パリオリンピック柔道男子で金メダルを獲得した阿部一二三選手と、妹で柔道女子代表の詩選手、そして、津幡町出身で女子レスリング金メダリストの、金城梨紗子選手です。 石川県輪島市の輪島中学校を訪れ、市内の小学生67人と交流しました。 ■綱引きは作戦会議 一二三選手 「一番強そうやん!俺が一番後ろに行くから…」 詩選手 「みんな『そーれ』だよ!そーれ、そーれね」 児童たちは3つのチームに分かれて、綱引きや大玉転がしなどに挑戦。子どもたちの元気いっぱいの歓声に負けじと、最強アスリートたちも走る!画替わり走る!画替わりとにかく走る!真剣勝負です! かごに入れたボールの数を競う玉入れでは、詩選手が持ち前の瞬発力を見せつけ、子どもたちも楽しそうにその背中を追っていました。 ■阿部一二三選手「妹の詩が大人げない」(笑) 一二三選手 「結果は負けてしまったんですけど僕の妹の詩が大人げないなって。もうちょっと玉入れてあげたら良かったのに」 ■子どもたちは大喜び 参加した子供たち 「楽しかった!。阿部一二三選手かっこよかった。(詩選手は)足が速いところ。頑張れとかいっぱい声掛けしてもらった」 パリ五輪では、柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した一二三選手。そして女子52キロ級の個人では2回戦で涙をのんだものの、混合団体では見事銀メダルを獲得した詩選手。 ■「強さの秘けつは?」の質問にメダリスト3人の回答は? 子どもたちからは、「強さの秘けつ」を問われる場面もありました。 阿部一二三選手 「何事も楽しくないと長く続けられないし頑張れないというのはすごく思うので、陸上だったら陸上をすごく楽しむことでより強くなれるのかなと。
阿部詩選手 「自分自身をしっかり信じてあげることが大切」 金城梨沙子選手:上手くいかなかったことをいかにポジティブに変換するかが大事。次に進むためのステップとして考えること。 ■子どもたちは、とびきりの笑顔が 被災地の子どもたちにスポーツを通じて前向きな気持ちになってもらおうと、日本生命と日本オリンピック委員会が開いたこのイベント。 子どもたちは選手とふれ合い、とびきりの笑顔を見せていました。 参加した子 「めっちゃ嬉しい。Q生のアスリートはどうめっちゃ可愛かった」 「がんばろう能登!がんばろう輪島!」
北陸放送