【阪神】大竹耕太郎選手 今季の目標は「最多勝」 バッターは“お客さん” 結婚で心境の変化は?【独占インタビュー】
阪神タイガース・沖縄キャンプ2日目。取材しているABCテレビの横山太一アナウンサーが、昨季チームトップの12勝を挙げた大竹耕太郎選手(28)に、今季の目標などを聞きました。 (昨年12月に結婚を発表されたということで、おめでとうございます。) ありがとうございます。 (Q.結婚をした機に変化は?) 今まで以上に「自分のためだけではい」という気持ちがあるので、力を振り絞るときのもうひと踏ん張りとか、おのずと出るのかなと思います。
(Q.野球での今季の目標は?) イニングです。昨シーズンは131回しか投げていないので、規定の143回以上、150・160回目指して。イニング投げるということは「抑えている」ということなので、長いイニング投げられるように頑張りたいと思います。 (Q.キャンプでテーマとしていることは?) 昨年は移籍1年目だったので、2月1日に120%の力を出すというテーマがありました。第1印象で「コイツ使えるな」と思ってもらえるように。今年は、「昨年一年投げた」というのがあるので、しっかり体の土台を作ってから、投げる方に移行していけたらと思ってます。実績のある先輩方もいらっしゃるので、アドバイスをもらいながらやれたらいいかなと。 (Q.ソフトバンクから阪神に移籍して2年目のキャンプ、慣れましたか?) さすがに慣れましたけど、久しぶりにチームメイトに会ったら、ちょっと緊張しますね(笑) (Q.ソフトバンクと阪神のキャンプの違いは?) そこの坂道を走ったんですけど、ファンの方から「今年は15勝だぞ」という声をかけられました。ソフトバンクファンの方は、どちらかというと静かです。 (Q.ソフトバンクから移籍してきて、飛躍できた要因は?) 先輩からのアドバイスはかなり大きかったですね。西(勇輝)さんからいろいろお話を聞かせてもらって、それがなかったら、多分半分も勝ってなかったと思います。 (Q.どんなアドバイスだった?) 僕の顔を見て「今日周り見えてないよ」とか、「今日は大丈夫だね」とか、多分そういうものを感じ取る能力がすごい。僕からも話しかけることが多いので、盗めるものは盗もうという気持ちです。 (Q.座右の銘は?) 「柔よく剛を制す」。力勝負というよりは、しなりや柔らかさを投げる中でも大事にしているので。バッターに対しても、「倒そう」とか「力で抑えよう」という感覚というよりは、「お客さん」っていう感覚です。小さい声で「いらっしゃいませ」とか言ってます(笑)
(Q.最後に、今シーズン個人として成し遂げたいことは?) 勝ちに直結するわかりやすい数字ですし、昨年も「もっと勝てたな」と思うことも多かったので、爪の甘かった部分を突き詰めて、もっと勝てるように。リーグで一番勝てるピッチャーになりたいと思います。 最後に今年の目標を色紙に書いてもらったところ、力強く「最多勝」と書いてくれました。今年も期待できそうです。 (『newsおかえり』2024年2月2日放送分より)