水族館のスタッフも「?」鳥取の海で見つかった謎の水生生物 正体は「ホヤ」?専門家に聞く
山陰中央テレビ
鳥取市で謎の生物が見つかりました。 鳥取市の「賀露かにっこ館」に17日、持ち込まれたという3体の白い生物。 かにっこ館が正体を突き止めるため、SNSで情報を募ると、その答えにたどり着くことができました。 水槽の中にたたずむ白い生物。 エイリアンの後頭部にも見えるこの生物は、鳥取市の「賀露かにっこ館」で19日から展示されています。 来館者: 「ちょっとなんか気持ち悪い」 Q触ってみたいと思う? (首を横に振る) 17日の朝に鳥取県漁協から持ち込まれた3体の謎の生物。 全長は最大46センチ、重さは5キロ以上。 表面はすべすべしていて固いということですが… とっとり賀露かにっこ館・西村雅子さん: 「見たことないので。これはなんだろうという感じですね」 カニを中心にさまざまな水の中に住む生き物を展示しているかにっこ館のスタッフも、持ち込まれた当初は正体が分かりませんでした。 そこで、SNSに「ご教示ください!!」と投稿。 ネットの力で正体を突き止めようとしたところ、1万件以上の「いいね!」が付くほど瞬く間に話題に。 寄せられたコメントには… 「タケノコですねえ」 「エイリアンの卵です。この前食べました」 大喜利のようなユニークな回答があふれるなか… 「ホヤの一種ですかねえ」 正体に迫るコメントが! さらに、そっくりな写真を投稿する人まで。 この写真を載せたのは、広島修道大学の長谷川助教、人呼んで「ホヤ博士」です。 広島修道大学人間環境学部・長谷川尚弘助教: 「くわしくは解剖してみないとわからないが、写真からするとボウズボヤ。約4センチくらいのものが集まって、手のひらくらいの大きさの人の顔ぐらいの大きさになる」 謎の生物の正体はホヤの一種、「ボウズボヤ」とのこと。 広島修道大学人間環境学部・長谷川尚弘助教: 「4cmの大きさのものが集まって、手の平ぐらいの大きさの、人の顔ぐらいの大きさの物になる」 正体を突き止めることができたかにっこ館は「緊急特別展示」として、19日から展示を開始しました。 とっとり賀露かにっこ館・西村雅子さん: 「珍しい生き物を楽しんでいただきたいというのもありますし、SNSをみられた方もたくさんいらっしゃると思いますので、ぜひ実物を見てほしいなと思っております」 ネットをざわつかせた珍生物「ボウズボヤ」。 鳥取の近海で水揚げされることは珍しいということで、かにっこ館はこの機にぜひ見に来てほしいと呼びかけています。
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