【陸上】七種競技・山﨑有紀「自己ベストで優勝」大玉華鈴「6000点目指したい」/日本選手権混成
◇第108回日本選手権・混成競技(6月22、23日/岐阜メモリアルセンター長良川競技場) 五輪シーズンにキングとクイーンの座に就くのは!?丸山優真、山﨑有紀が連覇に挑む/日本選手権混成 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権・混成競技を前日に控える6月21日、岐阜市内で出場選手が前日会見に登壇した。 女子七種競技の日本記録(5975点)保持者・山﨑有紀(スズキ)は2年連続6度目の優勝が懸かる。「今大会は自己ベストの更新と優勝が目標」と話し、「オリンピックイヤーなので、盛り上がるような点数が出れば」と笑顔を見せる。 昨年はアジア選手権で銅メダルを獲得。秋のアジア大会でも5位入賞している。今季は5月の記録会で5618点をマークしている。「大会に向けての調整は、実戦練習や記録会をこなしてきた」と話す。 目標達成のために「1種目、1種目、自己ベストを更新できるように臨むことで、結果につながる」と目の前のことに集中する構え。「課題は力が入り過ぎるところ」と山﨑。「良い記録が出るときは1種目めから良い動きができている」と100mハードルで流れをつくるつもりだ。 これまで2位3回、3位1回の大玉華鈴(日体大SMG横浜)。昨年は5720点の自己新で2位だった。「昨年以上の記録が出せると思います。日本人で届いていない6000点、そして優勝を目標に頑張ります」と、初優勝へ闘志を燃やす。 1日目を得意とし、昨年5月には初日日本最高の3505点を持つ。一方で、昨年は800mで山﨑に逆転を許したように2日目が課題。「1日目は最低限トップに立って、2日目でいかに差を広げられないか」とポイントに挙げるが、2日目にも力を入れてきたようで「自信がある」と力を込めた。 日本選手権混成の七種競技は1日目に100mH、走高跳、砲丸投、200m、2日目は走幅跳、やり投、800mの順で行われ、大会の模様はライブ配信される。
月陸編集部