「過去に440万円ウソ返上も…」“失言”川勝知事の6月辞職表明に「ボーナス目当て」とツッコミ殺到
これほど“悪目立ち”する知事も近年では珍しいだろう――。 静岡県の川勝平太知事が6月の議会を最後に辞職すると電撃表明。4月3日に行われた会見でも辞任の意向を示した。 「森会長の時にスキームはあった」「岸田は首相の座を追われる」下村博文元文科相の大放言 1日に新入職員に訓示を行った際、 「県庁は別の言葉で言うとシンクタンク。毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、ものをつくったりとかいうことと違って、基本的にみなさま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」 と職業差別と受け取れる発言をしたとして大炎上となった。おそらく数え切れないほどの人間を敵に回しただろう。 この発言の翌日、報道陣のぶらさがり取材で 「6月の議会をもってこの職を辞そうと思う」 と平然と話し、去っていき現場は混乱した。 「川勝知事は東京と名古屋を結ぶリニア中央新幹線で静岡県内の着工に断固反対を貫いていた。辞意表明する直前、懇意の立憲民主党県連顧問の渡辺周・元防衛副大臣に連絡し“やってくれませんか”と自身の後継を打診していたといいます。 その際、“リニアの開業時期が延期され、一区切りがついた”と話したようです。国会会期中に現職の国会議員に対し気軽に電話で打診できるような話ではない。どこまでも身勝手で有権者も呆れているでしょう」(全国紙記者) そして“6月の議会で辞める”ということにも 《6月ってボーナスもらう気満々なのか? 今すぐ辞めろ》 《退職金もボーナスも返納しろよ》 と批判が集まっている。 公務員の夏のボーナスは6月30日に支給される法律となっており、知事も同様だ。議会は7月8日に閉会されるため、政治家としての役目を区切りよくつけたように見せつつ、実は“最後のボーナスが欲しいだけなのでは”と勘繰る声が殺到しているのだ。 なぜなら川勝知事には“ボーナス頂戴”の“前科”があるからだ。 ’21年にも 「(御殿場には)コシヒカリしかない」 というとんでもない失言したのだが、その際ペナルティとして給与やボーナスなど440万円を返上すると表明。 「その大金を返上することで一旦は世間の溜飲は下がったのですが2年後に実は1円も返上していなかったことが発覚しました。再び猛批判を受け結局返上した。 姑息な表明でその場をしのぎ、バレなければそのまま貰い得になっていた可能性があった。金への執着心が強いという印象がついたので、今回もボーナス目当てではないかという声が殺到しています。6月まで居座り続ければ、相当世間の反発があるのでは」(ワイドショー関係者) 辞任会見では 「第1次産業の方々の心を傷つけたとしたら本当に申し訳ない」 と職業差別発言について謝罪したが、発言自体は撤回しないという。 すぐに辞めず、6月辞任にこだわる川勝知事。早稲田大からオックスフォード大学で博士号を得ている超エリート経済学者だけに、“どっちが得か”という損得勘定だけには長けているのかもしれない――。
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