鉄道存廃協議で26日に初会合 JR芸備線、自治体は廃線警戒
地方鉄道の存廃を話し合う「再構築協議会」の設置第1号となったJR芸備線協議会の初会合が26日、広島市で開かれる。対象の備中神代(岡山県新見市)―備後庄原(広島県庄原市)間の68.5キロはJR西日本管内でも特に利用者が少ない区間の一つ。廃線を警戒する沿線自治体はJR西との存廃協議入りを拒んできた経緯があり、議論の進捗は見通せない。 芸備線は備中神代―広島間の全長159.1キロ。1両編成で、中国山地の山沿いを縫うように走る。落石事故防止のため徐行運転の区間が多く、降雪の影響で長期間運休することもある。 利用者の減少は、周辺の道路が整備されたことや、マイカー利用の増加が要因とされる。