ドラマ『岸辺露伴は動かない』第9話「密漁海岸」試写会・出演者会見の様子

　俳優の高橋一生と女優の飯豊まりえが22日、都内で行われたドラマ『岸辺露伴は動かない』第9話「密漁海岸」（NHK総合／5月10日22時）試写会・出演者会見に、脚本・演出の渡辺一貴氏、制作統括の土橋圭介氏と共に出席。飯豊が、撮影現場での高橋の様子を振り返った。 【写真】笑顔でポーズを決める高橋一生 　本作は、荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から派生した『岸辺露伴は動かない』シリーズを原作とした特集ドラマ。相手を「本」にしてその生い立ちや秘密を知り、さらに書き込みを行って指示を与える特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家の主人公・岸辺露伴を、自らも露伴のファンだという高橋が演じ、飯豊がその相棒の女性編集者・泉京香役を務める。 　不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディ（Alfredo Chiarenza）から、露伴が密漁を持ちかけられる展開となる第9話。高橋は、水中に沈む過酷な撮影を振り返り、「肺は本当に浮袋なんだなと実感しましたね。呼吸をしないで、吐き切った状態で沈んでいかないと、体って沈まないんですね。思った以上に」と口にした。 　続けて「なので、（息を）吐き切ったところからスタートするんですけど、今度は逆にカットが掛かった後、（水面に）上がっていけないということがあった」と回顧。その苦労が映像では「あまり伝わってないな」とぶっちゃけて笑いを誘いつつ、「僕の中でもっととんでもないことが起きているんです。息ができなくて、こんなに一瞬で気を失いそうになるんだ、とか」と、いかに大変な撮影であったことを伝えていた。 　水中での高橋の撮影を現場で見学していたという飯豊は「見ているだけで息がこちらも止まってしまうようなくらい」だったと述懐。「（高橋の）身体能力のすごさだったり、みんなのチームワークだったりとかを目の当たりにして、改めて、良いチームワークで撮影させていただいているなと思いました」と語った。 　また高橋は、本作では「CGをほとんど使っていない」とも告白。「アナログでどこまで行けるのかということを、『岸辺露伴』の現場では追求していまして、そういったところも見どころになっているんじゃないかな」とアピールしていた。 　ドラマ『岸辺露伴は動かない』第9話「密漁海岸」は、NHK総合にて5月10日22時放送。