西条の養鶏場鳥インフル疑い、感染確定 今治の関連農場含む計24万羽殺処分開始(愛媛)
県は10日、西条市の養鶏場で前日に発生した高病原性鳥インフルエンザの疑いがある事例について、遺伝子検査で陽性と確認したと発表した。家畜伝染病予防法に基づき、同養鶏場の全約15万羽と、施設を共同利用するなどしていた西条、今治両市の関連2農場で飼育する計約8万6千羽の採卵鶏計約24万羽の殺処分を始めた。5日~1週間かかる見込み。発生は今季、全国13例目(11道県目)。 県は発生農場から半径3キロ以内を鶏や卵、飼料などの移動を禁じる「移動制限区域」、同10キロ以内を鶏や卵、飼料などの区域外への搬出を禁じる「搬出制限区域」に設定した。移動制限区域内では1戸が10万6千羽、搬出制限区域内では10戸が計18万3320羽を飼育している。 半径10キロ以内にある西条市西部支所(同市周布)やJAおちいまばり育苗センター(今治市宮ケ崎)など5カ所に消毒ポイントを設け、畜産関係車両を消毒する。
愛媛新聞社