カブス今永昇太「苦しみながらなんとか最少失点で」…デビュー3連勝以上の日本人投手は6人目、ほかの5人の名前は
◆米大リーグ カブス5―3マーリンズ=第2試合=(20日・米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド) カブスの今永昇太投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠のマーリンズ戦ダブルヘッダー第2試合で先発し、6回3失点(自責2)で3勝目を挙げた。日本人投手のメジャーデビューからの3連勝は、昨季の千賀滉大投手(メッツ)以来。最高は石井一久(02年、ドジャース)と田中将大(14年、ヤンキース)の6連勝。ダルビッシュ有(12年、レンジャーズ)が4連勝。前田健太(16年、ドジャース)も3連勝をマークしている。 「前回と同じような苦しみながらの登板でした。自分の中でよくない球は確実に打たれているし、いいと思って投げきったボールもファウルや見逃されたりしている。苦しみながら、なんとか最少失点で投げようと思いました」とメジャー4試合目を振り返った。 1-0の4回1死、遊失で走者を背負った。続くアンダーソンに適時二塁打を打たれたが、自責点はつかないままだった。だが続くチザムにも右前へ逆転適時打を打たれ、ついに自責点を喫した。 MLBデビューからの自責ゼロは18回2/3でストップした。 5回を0点に抑えた今永だったが6回1死からベルに左中間へソロを被弾。初自責に続き初被弾も記録し、1―3とリードをされた。だがその裏にカナリオのソロ、ブッシュの2点適時打で逆転に成功。クーパーも適時遊撃内野安打でさらに1点を挙げ、5―3とリードを広げた。勝ち投手の権利がついた今永は、この回限りで降板した。防御率は0・84となった。 カブスは右腕ブラウンが2回無失点と好救援。ネリスが最終回を締めた。第1試合はカブスが2―3で敗れていたため、ダブルヘッダーは1勝1敗という結果で終わった。
報知新聞社