地方移住を考えていますが、東京と比べて平均給与はどれくらい違うのでしょうか?
「自然が豊かな地方に移住してのんびり過ごしたい」「都会の暮らしよりも地方での暮らしを好む」といった理由で、地方移住を検討する人もいるのではないでしょうか。しかし、地方への移住に伴う転職によって、収入が下がったり、都会暮らしにはない費用がかかったりすることを気にする人もいることでしょう。 本記事では、東京と地方の平均給与はどのくらい違うのか、地方移住において新たにかかる可能性が高い費用や高額になりそうな費用について解説します。
東京と地方の平均給与の違い
求人情報・転職サイトdoda「年収の高い都道府県は?平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」によると、平均給与(年収)がもっとも高いのは、東京都の455万円、もっとも低いのは沖縄県の347万円とのことです。平均給与が高い都道府県は図表1、低い都道府県を図表2でまとめているのでチェックしてみてください。 【図表1】
※求人情報・転職サイトdoda「年収の高い都道府県は?平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」より筆者作成 【図表2】
※求人情報・転職サイトdoda「年収の高い都道府県は?平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」より筆者作成 ■有効求人倍率がもっとも高い都道府県 労働政策研究・研修機構の「職業紹介-都道府県別有効求人倍率:主要労働統計指標」によると、2023年11月における有効求人倍率がもっとも高い都道府県は福井県の1.78%とのことです。有効求人倍率とは「求職者1人当たり何件の求人があるか」を表す数値を意味します。 有効求人倍率が1倍を上回ると「求職者よりも求人数が多い売り手市場」となり、1倍を下回ると「求人数よりも求職者のほうが多い買い手市場」となります。 有効求人倍率の高い都道府県5県は図表3のとおりです。 【図表3】
※労働政策研究・研修機構「職業紹介-都道府県別有効求人倍率:主要労働統計指標」より筆者作成