「救急車ひっ迫を救え!」東京消防庁がデジタルデザイン募集
「救急車の適時・適切な利用」を呼びかけるために、SNSなどに利用するデジタルデザインの募集を東京消防庁が始めました。 SNSを利用する機会の多い、18歳以上の学生(都内在住・在学)が応募対象で、最優秀賞受賞者は東京消防庁の大型イベントの参加権が含まれるということです。 東京消防庁管内の救急車の出動件数は、2021年から急増。去年は91万8311件と過去最多となっています。 ただ、去年救急搬送をされた人のうち入院治療を必要としなかった人は、50パーセント以上だったということです。 こうした状況から、東京消防庁は救急相談センター#7119の活用を求めていますが、課題となっているのは救急車の適切な利用や、ひっ迫状況を、いかに多くの人に知ってもらうかという点でした。 そこで今回、行われたデジタルデザイン募集。 「ProjectRescue(プロジェクトレスキュー)」と題して、救急車がひっ迫している状況を打開するため、「救急車の適時・適切な利用」が募集テーマになっています。 応募期間は来月15日まで。(対象は都内在住・在学の18歳以上の学生) 選ばれたデザインは東京消防庁の公式XなどのSNSで披露され、若い世代同士で浸透することを期待しているということです。 東京消防庁は「従来にはない広報の仕方を通して現状の課題を解決して、救急車を本当に必要な人のもとへ向かわせることができるように尽力していく」としています。 最優秀賞作品の受賞者は、東京消防庁が開催する、大型イベントに招待するということで、東京消防庁の担当者は「この機会に対象の学生さんには是非、応募してもらえたらと思います」としています。