「いままで大谷さんを見てきたなかで最高の瞬間」3年連続で出場全試合観戦のミニタニが涙
ドジャース・大谷翔平投手(30)のワールドシリーズ制覇を受けて、この日を含めてドジャースの今シーズンの全ての試合(178試合)を観戦したモノマネ芸人・ミニタニが、スポーツ報知の電話取材に応じた。エンゼルス時代の昨年、一昨年に続き、3年連続で大谷出場全試合観戦を達成。総額450万円をかけた執念が実り「優勝を見られて胸がいっぱいというか。涙が自然にあふれてきました」と感想を語った。 【動画】悲願の世界一になった瞬間の大谷翔平の表情! 試合後数時間たっても興奮さめやらなかった。「いままで大谷さんを見てきたなかで最高の瞬間」。ドジャースの初打席、50―50の達成など名場面は数あれど、やはりこの日が一番だったと明言。「見ていて、何より大谷さん自身が大喜びしていたのがわかった。夢がかなった瞬間なんだと思いましたね」と振り返った。 ジャッジ弾来た この日は、ヤンキースタジアムの右翼席に位置取った。「周囲の熱気というかニューヨーカーの勝利への思いがすごかった」。大谷の本塁打ボールを狙ったが、スタンドに来たのはジャッジのWS初本塁打。「2メートルくらい先に落ちて。その瞬間、もう周囲どころか球場が揺れる感じでした」 ミニタニは2006年にコメディアンを目指して渡米。12年からダルビッシュのそっくりさん「ミニビッシュ」としてキャンプ地などに現れ、MLB関係者や日米マスコミから人気を得た。大谷とは1回だけ、日本ハム時代の16年のアリゾナキャンプで、ミニビッシュとしてサインをもらったことがある。21年からミニタニに転身し、22年から大谷全試合観戦を開始。転身後も人気は健在で、昨年3月にはエンゼルスタジアムで始球式まで行った。 「けがしても踏ん張る今日の姿も含め、1年間でぼくのコメディアン人生のヒントにもなった」とミニタニ。来季はもちろん4年連続の全試合観戦、そして米国コメディーシーンでの活躍との二刀流を目指すという。(樋口 智城) ◆ミニタニ 芸名は「アキ・テリヤキ」、本名は神田明宏。茨城出身で米ロサンゼルス在住。日本テレビ系「天才・たけしの元気が出るテレビ!」の「お笑い甲子園」で関東代表に選ばれお笑い芸人になり、06年に渡米。12年からダルビッシュ似の顔面を生かして「ミニビッシュ」として活躍。21年から「ミニタニ」となり、ユーチューブなどで活躍中。身長156センチ。
報知新聞社