ＬＭＥアルミのスクイーズ終息へ、ショートポジション保有者に安堵感
（ブルームバーグ）： ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）のアルミニウム市場のスクイーズ（踏み上げ）は終息に近づきつつあり、大口の買い手が現れて以来、圧力を受けていたショート（売り持ち）ポジション保有者に安堵（あんど）感が広がっている。
アルミ先物10月限は数カ月にわたり、期先物に対して大幅なプレミアムとなり、トレーダーの関心を集めていた。しかし、16日の満期を前に過去２営業日に売りが相次ぎ、同限月のプレミアムは消滅した。
10月限は14日、11月限に対して１トン当たり最大16.50ドルのディスカウントで取引された。月初時点では22ドルのプレミアムだった。
一方、ＬＭＥのアルミ相場（３カ月物）は14日の取引で一時1.9％下落。週末の中国財政省の発表を受け、成長支援に向けた新たな具体的措置に期待していた投資家の間で失望感が広がり、全ての金属が圧迫された。
また、14日に発表された中国の９月の輸出が予想を大きく下回る伸びにとどまったことも響いた。
ＬＭＥのアルミ相場は1.5％安の2594ドルで終了。亜鉛とスズは２％超の値下がり。銅は1.3％安で引けた。
原題：Aluminum Squeeze Unravels on LME, Easing Pressure on Sellers (1)、LME 3-Month Copper Closes Lower; Tin Drops（抜粋）
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Mark Burton
