チーム初のベスト4・国立での戦いを目指す 「全国高校サッカー選手権大会」出場の徳島市立高校の想い【徳島】
12月28日に開幕する「全国高校サッカー選手権大会」、徳島県代表として出場するのは3大会連続となる徳島市立高校です。 チーム初のベスト4、国立での戦いを目指す選手たちの想いに迫りました。 徳島県大会を圧倒的な強さで勝ち上がり、全国へと駒を進めた徳島市立。 U-18のクラブチームや高校の部活などが混在して争う四国のプリンスリーグでは2位。 愛媛FCに次ぐ順位で、高校としては今や四国最強と言っても過言ではありません。 初戦の相手は、2回戦で戦う長野県代表の上田西高校、7大会ぶり3回目の全国出場、堅守速攻を掲げ、長野県大会を粘り強く勝ち上がったチームです。 (徳島市立高校 上田寛大主将) 「どこが相手でも自分たちのサッカーだったり、目指す場所は変わらない。(上田西は)1人1人の技術も高い、全員が堅守速攻で奪ってからすぐ攻撃という意識でやってるのを感じた。相手に負けない早さでボールを奪い返して攻撃につなげるよう、意識してやっていきたい」 徳島市立の強みはチーム全員が全力で走り、高い位置で相手のボールを奪うハイプレス。 互いに球際激しい「堅守速攻」対決が予想されます。 「カギ」になるのが攻撃のタクトを揮うミッドフィルダー、山口凛太朗選手です。 1試合で走る距離は、プロ顔負けの約13km、どこへでも顔を出し攻撃の起点となります。 さらにもうひとつの武器が。 (徳島市立高校 MF 山口凛太朗選手) 「今年1番シュートを磨いてきているので、そこをひとつ強みにして練習してきた」 チームナンバーワンのキック精度、徳島県大会でも何度も得点を演出しました。 さらにそのキック力で、2024年の四国のプリンスリーグでも得点王にも輝きました。 (徳島市立高校 MF 山口凛太朗選手) 「チーム勝たせるってところで、自分としては3年間で(全国で)ゴールを決められていない。しっかりゴール決め勝たせて、全員で喜びたい」 勝つために全力を注いでいるのは、選手だけではありません。 黙々と練習をサポートしているのは、3年生唯一のマネージャー原田果歩さんです。 (徳島市立高校 原田果歩マネージャー) 「(中学まで)吹奏楽部だった。スポーツはあまり興味がなかったが、自分が誇り持ってできる部活がしたいと思って。試合を見て引き込まれて、魅力的だと思った」 マネージャーは未経験ながらも、強豪チームの選手たちをここまで全力でサポートしてきました。 (徳島市立高校 原田果歩マネージャー) 「選手権(決勝)の入場してきたとき、みんなの顔見たら3年間でめっちゃ成長したと感じるし、めっちゃ感動して。強いチームには強いマネージャーがいると思う。私たちがしっかりやらないと、チームも勝てない。最後、絶対みんなが笑って終われるようにしたい」 (徳島市立高校 MF 山口凛太朗選手) 「サッカーも勉強もするとここに来た、両方全力。今年こそしっかり勝って、ベスト8超えて、べスト4、国立へ行けるようがんばりたい」 (徳島市立高校 上田寛大主将) 「今まで支えてくれた監督や保護者や応援してくれているOBに、結果で恩返しできるようがんばりたい」 徳島市立の最高成績は、5大会前のベスト8。 今回はその上のベスト4、国立へ。 徳島市立イレブンの挑戦が始まります。 「徳島市立、全力でがんばるぞ」 徳島市立高校は、2回戦で長野県代表の上田西高校と初戦を戦います。 12月31日午後2時10分キックオフです。 四国放送では、試合の模様を実況生中継でお伝えします。