【中日】鬼門・甲子園でまた負けた 0勝9敗1分けに立浪監督「力不足です。明らかに」
中日は4日の阪神戦(甲子園)に4―9で敗れて借金は今季ワーストの「14」。甲子園での阪神戦は0勝9敗1分けとなり、5日の敵地最終戦に敗れれば今季、甲子園で勝率0割フィニッシュとなる危機を迎えた。 甲子園初勝利に向けて打撃陣が奮起した。初回二死二、三塁のチャンスに宇佐見が中前へ2点適時打を放ち2―0。「打ったボールはカットです。つまりましたが、バットにくっついてくれました」という宇佐見の先制打で中日が試合の主導権を握ったかに思われた。 ところが先発の小笠原慎之介投手(27)が大誤算。その裏、近本、中野の連打で無死一、二塁とされると森下には右中間へ同点となる2点適時二塁打を許した。さらに大山の中堅への二塁打で二、三塁となった後、佐藤輝の中前2点適時打で2―4。続く井上には左翼席へ2ランと6連打で2―6とあっという間に引き離されてしまった。 6回に細川の18号ソロ本塁打などで2点を返した中日だが反撃もここまで。引き分けを挟んで甲子園で9連敗を喫した立浪和義監督(55)は「小笠原が6点取られたのでね。立ち上がり慎重にはいっているんでしょうけど6点が今日は全てだった」と厳しい表情。甲子園で勝てないことについて質問されると「力がないから勝てない。力不足です。まだまだ。明らかに。と、思います」と語り、帰りのバスに乗り込んだ。
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