地鉄立山線を応援します! 富山県立山町の沿線住民、地元旅で利用促進
富山地方鉄道立山線の利用促進に一役買おうと、住民有志が「立山線かってに応援団」を立ち上げ、9日に活動をスタートさせた。この日は活動に賛同した地域の10団体の約70人が、立山線の電車に乗って立山駅に向かい、駅周辺を散策したり、立山カルデラ砂防博物館を見学したりして“地元旅”を満喫した。 応援団は、立山町榎地区の住民でつくる「榎きららクラブ」(有馬信幸代表)が中心となって企画した。全国でローカル線の利用者が減少する中、立山線の存続に危機感を抱いたことがきっかけといい、同クラブは「通勤・通学、交通弱者にとって重要な移動手段。何より地域のシンボルでもあり、まずは住民が関心を持つことが大切」とする。 9日は参加者が各駅から午前10時28分立山駅着の電車に乗り、電車旅をスタート。駅到着後は近くの立山カルデラ砂防博物館を見学し、ナチュラリストの案内で周辺を散策した。秋にも電車旅を企画するという。