大阪府岸和田市議会、永野耕平市長の不信任決議案提出へ 成立の公算
大阪府岸和田市の永野耕平市長について、市議会(定数24)の定例会最終日の20日、不信任決議案が提出されることになった。議会関係者によると、20人が賛同の意向という。この日に採決され、今のところ可決・成立する公算が大きい。成立すれば、永野市長は10日以内に失職や議会解散の選択を迫られることになる。 【画像】市長欠席のまま進められた岸和田市議会本会議。市長の席は空席だった 永野市長は、政治活動で関わりのあった女性と性的関係を続けたことをめぐり、謝罪して解決金500万円を払う内容で大阪地裁で和解したことがわかっている。 19日、市議会内7会派の幹部による会合が開かれ、不信任決議案提出の方針が固まった。 法的拘束力がある不信任決議案の可決には、議員の3分の2以上が出席し、4分の3以上の賛成が必要。岸和田市議会のケースでは、市議24人全員が出席した場合、18人以上が賛成すれば可決となるため、成立する見通しだ。 可決され、10日たって自動失職した場合は、50日以内に市長選が行われる。ただちに辞職する場合は議会の過半数の同意が必要。議会を解散した場合は40日以内に市議選が行われる。(田中章博、岡純太郎)
朝日新聞社