23年交通事故1・6倍、反射材やハイビーム活用で注意を 園児アピール「安全に」
年末にかけて増加する交通事故を防止するための啓発運動を京都府長岡京市が行った。同市の園児らを始めとする市民の啓発運動を通して、交通安全を呼びかけた。 年末の交通事故防止府民運動(12月1~10日)の一環。同市によると、昨年中に市内で起こった事故は128件で、2022年と比較して50件増加したという。 市役所で行われた同運動スタート式には、あかね幼稚園の園児ら50人らが参加。園児が作成した交通安全パネルの贈呈や、市職員による安全に横断歩道を渡るための「合図横断」についての交通安全教室があった。 市役所前の交差点で啓発運動も実施。園児が通行人にティッシュや反射材のストラップを手渡し、交通ルールの順守をアピールした。園児(6)は「事故なしで安全に過ごせるように気をつけたい」と啓発運動の感想を語った。 運動最終日の夕方には、長岡京駅西口で、長岡京市職員ら約30人が立った。反射材の使用やハイビームの活用などを、イルミネーションを見に来た親子連れや自転車に乗った市民らに呼びかけた。 建設交通部交通政策課は「府民運動期間だけ交通事故防止に気をつければ良いわけではない。日頃から心がけてほしい」と話した。