【横浜好き】ベイスターズ、交流戦最初の1週間は3勝3敗
◆内外野で期待の若手が躍動 ドラ1ルーキーの度会隆輝が二軍降格となった後も、1番起用の蝦名達夫が28日の楽天戦で二塁打2本の活躍など、熾烈な争いが続く外野陣。筒香がDHに入った31日の試合では、8番・ライトでスタメン出場した梶原昂希が攻守で躍動した。
2回の第1打席で先制点となるタイムリー三塁打を放つと、その裏の守備ではライトから本塁へのレーザービーム送球で失点を阻止した。翌日の試合でもタイムリー安打の後に盗塁を決めるなど、走攻守三拍子揃ったプロ3年目が定位置へアピールしている。
内野手では、2019年ドラ1の森敬。30、31日に2試合連続のマルチ安打など3試合連続で安打を放ち、30日には延長10回に決勝点となる勝ち越しタイムリーを放ってヒーローとなった。京田陽太やルーキーの石上泰輝、林琢真、ベテランの大和など、候補が五指に余るショートストップで『大本命』が存在感を見せている。
◆今週の「初」 29日の東北楽天戦で佐々木千隼が今季初登板。昨オフの現役ドラフトで移籍した佐々木は、0-4の8回に登板して1イニングを無失点。ビハインドでの登板だったが、ハマスタにあの大魔神以来となる『ピッチャー・佐々木』のアナウンスが響き渡った。
1日の北海道日本ハム戦では中川虎大がプロ初勝利を挙げた。3-3で同点の8回に4番手として登板した中川虎は、1イニングを奪三振2のパーフェクトリリーフ。直後の9回に牧の決勝弾が飛び出し、中川虎はプロ7年目で悲願の初勝利をマークした。
◆今週の度会隆輝(5月29日~6月2日) 29日のくふうハヤテ静岡戦は3打席凡退の後、二塁打と内野安打で5打数2安打。翌30日は併殺打など、6打席無安打(1四球)に終わり、31日の巨人戦はスタメン落ち。代打で出場したが見逃し三振に終わった。
1番に戻った1日も4打席無安打(1四球)で、2番での出場となった2日も5打席で1安打のみ(1四球)。それでも二軍では打率.333と高打率をキープしている。
文:大久保泰伸
大久保泰伸