「ベンツ」や「BMW」って普通の車とどう違うんですか? 正直乗れれば良いと思ってしまうのですが、なぜあんなに高いのでしょうか?
高級車の代名詞であるベンツやBMWは、価格とともにブランドとしての価値の高さも大きな特徴です。とはいえ、一般的な日本車と比べてどのような違いがあり、積極的に所有する価値があるのかどうかが気になる人も多いでしょう。ベンツやBMWの価格が高い理由や日本車との違いに加え、ベンツやBMWが持つメリットやデメリットについて紹介します。
ベンツやBMWの価格が高い理由
ベンツやBMWが一般的な乗用車と比較して高額な価格設定となっている主な理由は、以下の点が挙げられます。 ●高出力エンジン、優れた走行安定性、高い静粛性など、性能面での圧倒的な品質の高さ ●高級な内装材、快適なシート、運転席周りの操作性など、インテリアのクオリティの高さ ●専用の手作業ラインによる高品質な組み立て、厳格な品質管理体制 ●特別な技術や機能を投入したハイスペックモデルの設定 ●プレミアムブランドとしての価値、豊富な付加価値の提供 このような、性能、品質、ブランド力の総合的な高さが高額な価格を形成している主な要因です。また、輸入時にかかる税金や為替相場の影響もあります。円安が進んだ場合は外貨に対して相対的に円の価値が下がるため、輸入品の価格が上昇する大きな要因になるでしょう。
代表的な日本車との価格比較
ベンツの代表的なセダンであるEクラスの場合、エントリーモデルのE200Sports(BSG搭載モデル)の新車メーカー希望小売価格(税込)は889万円、上級モデルのE350de Sportsが1041万円です。一方、BMWの3シリーズセダンの場合、318iが約563万円、320iの価格が約673万円となっています。 これに対し、トヨタのカムリの場合は基本グレードのXは約350万円、上級グレードのGの価格が約380万円です。ベンツやBMWの価格は同クラスの日本車の約2~3倍の高額な設定となっています。これは中古車の場合でも同様で、同クラスの日本車の約2~3倍の価格となっています。