【速報】能登半島地震 震度1以上が累計819回 気象庁「発生24時間の揺れ回数は、過去の主な陸プレート地震で最多か」
気象庁は、さきほど、1日以降能登半島などで起きている地震活動の回数について速報値をまとめました。気象庁によりますと、「過去に陸のプレートで起きた主な地震のうち、発生から1日までに起きた揺れの回数が、最多になるのではないか」ということです。 [画像を見る] 南海トラフで『ひずむ日本列島』4年前、能登半島の謎の地殻変動をGPS予測が察知していた 1月1日午後4時以降きょう午後1時まで、震度1以上を観測した地震は計819 回発生しました。 《最大震度別の回数》 震度7:1回 震度5強:6回 震度5弱:6回 震度4:30 回 震度3:102 回 震度2:226 回 震度1:448 回 《発生から日付ごとの回数》 1日 274回 2日 305回 3日 135回 4日 65回 5日(午後1時まで) 40回 初日から2日間で579回、その後すこしづつ回数は減っていますが、気象庁は引き続き地震発生から1週間程度は、最大震度7程度の地震に注意するよう呼びかけています。
非常に特徴的な傾向がある
気象庁は、過去に起きた「陸のプレートでの主な地震活動」と今回の地震とで回数を比較し、累計グラフを作成しました。 地震ごとに、揺れ方などに特徴があるということで、例えば黒色破線で示された熊本地震は、1日後に起きた2回目の巨大地震で、大きく回数がアップしています。 またピンク色で示された1993年の北海道南西沖地震は、発生から7日、地震活動の数が最も多くなっています。 今回の、石川・能登半島地震(赤色)が特徴的なのは、発生から0~1日目、2日目にかけて、ほかの地震に比べて回数が多いことです。 これについて気象庁は、「陸プレートで起きた主な地震の中で、初日以降24時間で過去の主な地震に比べて最も揺れた回数が多いといえるのではないか」としています。 ただしこれは速報値であり、今後精査して、回数や傾向が変化する可能性はあるということです。