「アルコール依存症役で奇声を発し、暴れ出して」隅田美保 芸人から役者の道に導かれて
── 知らなかった自分を発見!演じる役の影響を受けることはありますか? 隅田さん:アルコール依存症のお母さん役では奇声を発して暴れ出し、薬がきれてうわーって叫ぶというシーンがありましたが、この公演中は一瞬で泣けました。秒で泣けるスイッチが自分のなかに備わっている状態でした。だから、公演期間が終わってからも、しばらくはいつでも泣けましたよ。いまでもすぐ泣けるかはちょっとわかりませんが…。感情表現の激しい役はパワーが必要なので、ふだんの自分にも影響を与えますね。
■「元アジアン」より「隅田美保」として見てもらえるように ── アジアン解散後の隅田さんについては、ネットニュースなどでイメージが先行している部分もあるように感じます。これだけは言いたいということはありますか? 隅田さん:言える範囲は全部言ったような気がしますが、とにかく、ブス・ブサイクでいじられるのがイヤで芸人をやめたのではありません。理解されづらいかもしれませんが、あのときが役者になるタイミングだったんですよね。ほかにも、山ほど誤解されているなぁと思うことがありますが、いつかときが来たらお話ししたいなと。
── 話題になることも多いですね。隅田さんのインスタ写真を見て「美人になった!」と盛り上がっている方々もいますが、隅田さん自身はどう感じていますか? 隅田さん:本当に二次災害が起きてますよ(笑)。私は、ビューティーアプリを使っていると明言しているのに、「最近、美人になった」という記事が出て、それに呼応して「そんなこと言うから、隅田が調子にのるんだ!」って書かれて、私がとばっちりにあう。いやいや、私いつ調子にのりました?そんな場面見ました?って(笑)。まぁ、ネットニュースでおもしろおかしくいじっていただけるのは、ある意味、ありがたいことかもしれませんが、本当に信じてしまう人たちがいるとね…。腹が立つというより、あきれることもありますが、「こんな私のことを覚えていてくれてありがとうございます」という気持ちです。