ANAの25年度採用、グループ37社で2900人 ピーチもCA初新卒
ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は3月1日、2025年度入社の新卒採用を始めたと発表した。グループ37社で約2900人を採用する計画で、コロナ後の需要回復を見据えた再成長につなげる。ANAHD傘下のLCC、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は客室乗務員の新卒採用を初めて実施する。 ANA本体は、グローバルスタッフ職(旧総合職)を165人、運航乗務職(自社養成パイロット訓練生)を45人、客室乗務職(CA)を330人、エキスパートスタッフ職(障がい者採用)を10人予定。グローバルスタッフ職はこれまで事務職と技術職に分かれていたが文理を問わない形にした。 グローバルスタッフ職の内訳は、セグメント別採用がオペレーション、ビジネス・マーケティング、コーポレートの3セグメントで計55人と、整備技術が80人、運航技術が若干名。専門採用となるIT・データが20人、経理・財務・IRが若干名となる。 パイロット訓練生は、2021年4月から今年3月までに4年制大学・大学院を卒業・修了または見込みの人と、4月から2025年3月までに4年制大学・大学院を卒業・修了見込みの人が対象で、高専専攻科も対象になる。 客室乗務職は、今年4月から2025年3月までに専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学・大学院の文系学部・理系学部(全学部)を卒業・修了または見込みの人で、乗務に必要な体力があり、TOEIC600点程度などの英語力が望ましいなどの条件がある。 ピーチでは、総合職15人程度、パイロット訓練生若干名、客室乗務員25人程度、航空機整備技術職20人程度の採用を計画している。
Tadayuki YOSHIKAWA