桜に染まる松本平 松本・弘法山
13日の長野県中信地方は晴れてぽかぽか陽気となり、桜の名所はどこも満開に近くなって多くの人が繰り出した。山全体を約4000本の桜が覆う松本市神田・並柳境の弘法山では、頂上から桜越しに市街地と北アルプスが一望でき、家族連れや観光客らが絶景を堪能していた。 午前中の弘法山の桜は七分咲き程度だったが、時間を追うごとに開花が進み、彩りが濃くなっていった。桜の森の中を散策することもでき、斜面から目の前の花に触れて遊ぶ姿も見られた。 来月京都で結婚式を挙げるという松本市岡田地区出身で甲府市在住の男性と、兵庫県出身で松本市波田在住の女性は、京都府立大学の同期の友人と共に訪れた。男性は「弘法山に来たのは初めて。楽しすぎる」と笑い、女性は「なじみのある場所だけれど、大学の友人と一緒に見る桜は別格」と喜んでいた。
市民タイムス