虐待の痛み乗り越え、再び学生のそばに…韓国・建国大マスコットのガチョウ
【05月31日 KOREA WAVE】韓国・建国(コングク)大学ソウルキャンパスの一鑑湖(イルガムホ)に生息するマスコットのガチョウ「コングース」。今年4月、ある男性から暴行を受けて負傷し、トラウマを負ったように人の気配を避けてきた。 そのコングースが最近、人に近づいている。 「コングース」は大学名とガチョウを意味する「グース(goose)」が合わさった言葉。2022年、卒業生から寄贈された。学生に遠慮なく近づいて親しみやすい姿を見せ、名実共に建国大学の「有名人」になった。 だが、コングースのうち雄1匹が先月11日、60代の男性から頭を数回殴られた。頭は腫れ、出血した。その後、コングースは人の気配を避けるようになり、湖の中の人工島で過ごすようになった。 ところが最近、その様子に変化が見られている。 記者は24日午後4時ごろ、コングースを見かけた。垣根を挟んで学生たちと交感していた。学生たちがコングースに近づき、写真を撮って声をかけても、コングースは逃げなかった。自分に向かって伸びてくる手も避けるようなことはなかった。 人の集まる前で、くちばしで羽を整え、うとうとしていた。安らかな姿だった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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