次世代大型加速器、日か欧が最適 米政府諮問委員会が評価
宇宙誕生の謎を探る次世代大型加速器について、米政府諮問委員会が、岩手・宮城両県の北上山地が候補地に挙がる国際リニアコライダー(ILC)と、欧州の新型円形加速器(FCC)を「科学的な要求を満たしている」として、最適な計画だと評価していることが分かった。昨年12月に公表した報告書で、どちらかの計画が実現へ動き出した場合、支援を行うよう米政府に勧告した。想定額を10億~30億ドル(1500億~4500億円)としている。 報告書は、米国内への建設は予算的に難しいものの、国際協力でILCとFCCのどちらかを推進、米国が支援すべきだとした。