清流劇場がエウリピデスのギリシャ悲劇をもとに立ち上げる「ヘカベ、海を渡る」
「清流劇場 2024年10月公演『ヘカベ、海を渡る』」が、10月3日から6日まで大阪・一心寺シアター倶楽、10月11日から14日まで東京・上野ストアハウスで上演される。 【画像】清流劇場 2024年10月公演「ヘカベ、海を渡る」ビジュアル(他3件) 清流劇場は、1996年に設立された劇団。今回はエウリピデスによるギリシャ悲劇「ヘカベ」をもとに、田中孝弥が上演台本・演出、丹下和彦が原作翻訳・ドラマトゥルクを担う。劇中では、トロイア戦争での敗戦国トロイアの王妃ヘカベを中心とした物語が描かれる。 田中は「ギリシア悲劇という簡素で骨太に描かれた『人間』にふれるたび、私はひるんでしまう。人間の持つ強さと弱さ、善意と悪意、葛藤、私の胸の内まで見透かされているような感覚になるからだ。それでもなぜか、この『人間の光と闇の世界』を見つめ続けていると、生きるヒントを与えられるような、明日への支えになるような気がするのだ」とチラシにつづっている。またチラシには「海よ。世界を分かち 結びもする海よ」というコピーが記された。 ■ 清流劇場 2024年10月公演「ヘカベ、海を渡る」 2024年10月3日(木)~2024年10月6日(日) 大阪府 一心寺シアター倶楽 2024年10月11日(金)~2024年10月14日(月) 東京都 上野ストアハウス □ スタッフ 原作:エウリピデス 上演台本・演出:田中孝弥 原作翻訳・ドラマトゥルク:丹下和彦 □ 出演 髙口真吾 / 日永貴子 / 峯素子 / 泉希衣子 / 八田麻住 / 趙清香 / 辻登志夫 / 森島隆博 音楽・演奏:仙波宏文