マジで分からん「性別不詳」人気キャラ 「モデルもどっちか不明?」
中性的だからこそいい
マンガやアニメで公式から性別が明言されていないキャラクターは、さまざまな考察を生み議論が盛り上がることも少なくありません。なかには性別が明かされていないからこそいいという考えや、性別にとらわれない在り方を支持するファンもいます。 【画像】え…っ? 「マジで性別どっちだ?」「後ろから見ると?」 こちらが細さに驚く「ネフェルピトーの全身ショット」です(4枚) ●『HUNTER×HUNTER』ネフェルピトー 性別不詳なのに魅力的なキャラといえば1998年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されている『HUNTER×HUNTER』(作:冨樫義博)の「ネフェルピトー」は外せません。 本作は父親と同じハンターを目指す主人公の「ゴン=フリークス」が、「レオリオ」や「クラピカ」、「キルア」といった仲間たちと絆を深めながら成長していくストーリーです。ネフェルピトーは凶暴なアリ「キメラ=アント」との戦いを描いた「キメラ=アント編」で、強力な敵のひとりとして登場します。 初登場時のネフェルピトーは一人称が「僕」だったことから、男性と認識するファンが多くいました。しかし、ストーリーが進むにつれてどちらか分からない中性的な見た目からかわいらしい容姿へと変化し、体も丸みを帯びていきます。終盤では女性の胸らしき膨らみが描かれたことから、今では女性と認識するファンも多いようです。 ネフェルピトーの性別については公式からの発表がなく、ファンの間でもいまだにどちらの性別なのか論争は尽きません。なかには、「性別不詳で中性的だからこそいい」と性別を明かしてほしくないファンや、「そもそもキメラ=アントは女王以外性別はないのかもしれない」と考えるファンもいるようです。 ●『Fate/Grand Order』シュヴァリエ・デオン 大人気スマートフォンアプリゲーム『Fate/Grand Order』(以下、FGO)に登場する「シュヴァリエ・デオン」も、モデルとなった人物の性別に関するエピソードにちなんでか性別不詳とされています。 本作は人類が絶滅する危機を救うべく、人理継続保障機関「カルデア」に所属する主人公が過去へ遡行して人類根絶の原因を探るストーリーです。主人公は冒険のなかでさまざまな偉人たちと出会ったり、偉人たちを英霊化した「サーヴァント」を召喚したりします。デオンも冒険の途中で出会う偉人のひとりで、召喚したサーヴァントとして一緒に戦うことも可能です。 デオンはフランスで兵士、外交官、スパイとして生きた伝説的な人物「シュヴァリエ・デオン」がモデルであり、生涯の前半を男性、後半を女性として生きた人物でした。史実のデオンは死後に解剖されて男性と発覚していますが、そんな数奇な生涯のためか、彼の性別がどちらなのか賭けの対象になったこともあるようです。 FGOのデオンも生前のイメージや伝承が英霊化したときに影響されるためか、公式からの性別の説明は「性別:?」と記載されています。また、特定の性別を対象とするスキルは基本的に受け付けません。さらに、デオンが所持するスキル「自己暗示」の説明には、「時には男、時には女。肉体さえ変化させて……」と記載されており、自己暗示で肉体すら変化させられると読み取れるでしょう。 そのような性別不詳のデオンは、ファンからは「性別デオン」といわれたり、「デオンくんちゃん」と呼ばれたりして愛されています。 ※これ以降『Lv1魔王とワンルーム勇者』原作の最終回のネタバレが含まれています。ご注意下さい。