ミュンヘン五輪・男子バレーボールのサイン

　コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、あの時代を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長が、10万点を超える所蔵品から誌上公開! 【写真あり】大崎潔／株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長 大崎　パリ五輪開幕目前ということで、今回はたいへん貴重なものを用意しました。 写写丸（以下、写）　これはすごい！　1972年のミュンヘン五輪、男子バレーボールチームのサインですか。 大崎　準決勝で大逆転劇を演じ、「ミュンヘンの奇跡」と呼ばれました。日本の男子バレーの五輪金メダル獲得はこの1回だけ。これは当時の代表チーム、全員のサインです。 写　このボールのサインは？ 大崎 “クロス打ち” で有名な横田忠義さんのものです。直接書いていただきました。色紙も、横田さんから最後の一枚をいただきました。 写　それはレアですね。お知り合いだったんですか？ 大崎　子供のころ、テレビにかじりついて五輪を観ていた私にとって、横田さんは大ヒーロー。30年以上前ですが、たまたま行きつけのお寿司屋さんでお会いしたのがきっかけで、親しくさせていただきました。昨年、残念ながらお亡くなりになりました。 写　お悔やみ申し上げます。 大崎　そういうわけで、今回は初めて「プライスレス」とさせてください。パリ五輪はミュンヘン以来の金メダル獲得のチャンス。本気で応援しています！ おおさききよし 1961年生まれ　株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。『大崎潔のアイドルストーリー』（NACK5）など多数のラジオパーソナリティを務める 写真・梅基展央