1/2

北陸新幹線の延伸開業日の切符を求める人ら＝１６日午前９時５５分ごろ、ＪＲ富山駅のみどりの窓口

「つるぎ」下りの一番列車の切符を手にする五十嵐さん

　北陸新幹線金沢―敦賀（福井県敦賀市）間の延伸開業まで１カ月となった１６日、全国のみどりの窓口やＪＲ西日本のインターネット予約サイトで、開業日３月１６日の切符が一斉に発売された。ＪＲ富山駅のみどりの窓口は、一番列車などに乗ろうと鉄道ファンらの列ができた。 　午前１０時の販売開始を先頭で待った富山市の男性（４１）は午前２時半から並び、「つるぎ」下りの一番列車の切符を購入。「富山・金沢開業時は富山駅のホームから新幹線に手を振った。一番列車がうらやましかったのでうれしい」と話した。 　富山市の会社員、五十嵐彬宏さん（３２）も同じ列車の切符を手にした。「当日は寝坊しないようにしたい」と喜びを語った。 　ＪＲ西によると、「つるぎ」下りの一番列車は約１分で指定席が完売。「かがやき」も約４分で上下線が売り切れた。