狙われる〝井上一族〟。左から父・真吾氏、弟・拓真、兄・尚弥

　桜庭流で勝つ！　WBA世界バンタム級9位のエロス・コレア（31＝米国）が〝井上一族〟に宣戦布告した。 【写真】ホイス・グレイシーに「恥ずかし固め」を決める桜庭和志 　専門メディア「ボクシング・シーン」によると、コレアは世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）とWBA世界バンタム級王者・井上拓真（28＝同）の兄弟チャンピオンについて「まずは弟（拓真）を倒す」とし「倒したら〝次はアニキ（尚弥）だ〟と叫ぶだけだ」と明言したという。その上で「彼（尚弥）にも勝てると思うよ。可能性はある。ルイス・ネリにダウンされるのを見ただろう？　彼は無敵じゃない。何が起きてもおかしくない」と強気な姿勢を示した。 　この発言に同メディアは「恐れ知らずのコレア」とし「コレアは有名なブラジリアン柔術のグレイシー一族を破り〝グレイシーキラー〟として知られる桜庭（和志）のキャリアを再現したいと考えている。まずは井上拓真を倒し、その後、スター〝ザ・モンスター〟井上尚弥に挑戦することを目標にしている。今後数年間は井上兄弟をターゲットにする」と伝えた。 　階級を問わず、多くのボクサーから標的にされているが、同メディアが報じたように、井上兄弟は父でトレーナーの井上真吾氏、いとこで日本スーパーライト級王者の井上浩樹（32＝大橋）も含めて、ボクシング界の〝グレイシー一族〟とも言える。今後はモンスターだけではなく「井上一族」が世界から狙われることになりそうだ。