なにわ男子・西畑大吾、前回のツアーとは「また違った世界観になりそう」で「ワクワク」…深まるメンバーの絆
なにわ男子が、12日に3rdアルバム「+Alpha」をリリースし、28日の北海道公演から全国ツアー(9か所42公演)をスタートさせる。西畑大吾(27)が2週連続インタビューで、アルバムやツアーへの思い、そしてメンバーと描くグループの「夢」について語った。 改めて直視すると、息をのんでしまう。着用していた白いTシャツに同化するほど真っ白な肌。西畑に聞いてしまった。 「いや、家を出ないだけなんですよ。でも外でロケする時には、日焼け止めを3重にして塗りますね。塗って、スプレーして…」 白い肌の中に笑顔を咲かせたが、人気アイドルの日常は当然、多忙。この日も取材直前まで、全国ツアーのリハーサルを行っていた。 「メンバーとたくさん話し合えているし、ファンの皆さまにどう楽しんでもらうか。前回のツアーとは、また違った世界観になりそうなので、こちらもすごく楽しみで。ワクワクです」 12日に発売する3rdアルバム、28日から始まるツアー。ともに、タイトルは「+Alpha」。 「なにわ男子にとって、何か+α(プラスアルファ)になるモノを見つけにいくような期間になると思いますし、『Alpha』にはきらめきといった意味もある。今まで自分たちが持っていたきらめきも、さらにプラスしていくツアーにしたいですね」 18年10月の結成から5年半、21年11月のデビューから2年半がたった。デビュー曲「初心LOVE(うぶらぶ)」に代表されるように、キラキラのアイドル街道ド真ん中を進んでいる。 「デビュー1年目は怒とうすぎて、すごく早く感じたんですけど、2年目からは環境に慣れてきたこともあって、メンバー同士の会話がすごく増えてきて」。ニコッと笑い、首をかしげた。「だから、なんやろな」。会話が進むにつれ、関西弁の量が増える。「メンバーの仲がより深まってきてね。分かりやすい部分で言うと、年下組の子たちの敬語がなくなって。それは、僕らお兄ちゃん組としてはとてもうれしくて。もともと壁とかはなかったですけど、結成当初は、先輩・後輩感が強くて。一番上と下では、7歳離れていますからね」。一瞬、視線を左、右へと動かした。横に並ぶ6人の姿を思い浮かべたのだろう。「一緒に頑張ってきた時間があったから、そうなったんだなって。すごくうれしいですよね」 笑顔をはじけさせた。結成からデビューを経て、7人の絆はより深まる中、昨年は事務所内でいろいろな変化があった。 「毎日ね、どうなっていくんやろって。戸惑いましたね」 短い言葉に、困惑、辛苦、無念、さまざまな感情が含まれていた。混沌(こんとん)とした状況で、西畑の中に芽生えた思いがあった。=後編に続く=(田中 雄己) ◆西畑 大吾(にしはた・だいご)1997年1月9日、大阪府出身。27歳。2014年1月にNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でドラマデビュー。18年に、なにわ男子のメンバーに選ばれ、21年11月に「初心LOVE(うぶらぶ)」でCDデビュー。血液型AB。
報知新聞社